くまモンの大人気ぶりは相変わらずだ。当地キャラと呼ばれるものが前例のないほど大ブレイクしたのだ。しかも着ぐるみしてそのままキャラクターそのものになりきったり、おしゃべりしたりするぬいぐるみもあり、いずれも大人気である。話が少し変わるが学術的にこのようなご当地キャラ大ブレイクの理由を分析した人がいて、それによれば子供ならまだしも、こういったキャラクターおよびそのグッズに大人までもがはまるのは現実逃避の一形態なのだという。現実の世界で夢がない、持てない、つらく厳しいと言うほどではないが、三十年以上にも渡る家のローンや出世止まり等で将来の自分の姿が見えてしまった退屈でつまらない人生と未来。キャラクターグッズを買込み、それに想いを馳せたり、着ぐるみなどでなりきることによって、そんな現実を一時的にでも忘れようとして、自分をごまかしているのだと。この指摘はある意味正解だろう。しかし例えばハロウィンなるアメリカ発祥の文化もあるし、ストレス解消の手段として熱中していることも充分に可能性がある。現実逃避の一言では片付けられない。
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