「空腹は最高のスパイス」といわれる。これは本当に空腹でおなかがすいてる時はどんな食べ物でも、それが大嫌いな食べ物であってもおいしく感じるという、おそらくほとんど誰もが耳にしたことがある、または経験したことがある食に関しての例え話だが、しかし空腹以上のスパイスがある。それは「食べたいと思った時に食べたいものを食べる」行動である。実はそれが最高に美味しい。空腹をも上回る。「時をとらえる」ということだ。 空腹を満たすためなら人はたいていのものは食べることができよう。なので極端に言うと「空腹は最高のスパイス」は「はだしのゲン」のような食べ物が不足していた戦後の時代、贅沢を敵として戒め、始終空腹の自分を励ますための言葉ではないだろうか。だが現代は違う。現代人は食べたいと思うまさにその時に、例えばカニが食べたくなったら、注文すればすぐに即日発送してくれる。好みのカニを即日発送で注文し、届くまで楽しみに待つ。これぞ現代人のあり方である。
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