13年前の秋に映画オータム・イン・ニューヨークが公開された。当時青山学院大学の四年生でもあり、雑誌ウイズでモデルのバイトをしていた彼女と見に行った。十月の小雨降る日曜日だった。リチャードギアが主演で、確かウィノナライダーと結婚式を行う予定だったが、ウィノナライダーが不治の病により若くして亡くなってしまうというストーリーであった。リチャードギアが独りで泣くシーンがとても印象深かった。秋のニューヨークとドレスを纏ったウィノナライダーがとても綺麗だった。この映画で、六月の花嫁:ジューンブライドという固定観念が崩れた。秋こそが結婚式にふさわしいと思うようになった。 ところで秋はアメリカではフォールといい、イギリスでオータムという。という訳でオータム・イン・ニューヨークというタイトルは少し矛盾を含むのだが、フォールよりオータムの方がずっとロマンチックだし、映画監督は中国人女性だ。カップルにおススメのいい映画だ。もっとも自分は現在独身である。
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